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 ここ数日であったこと、感じたことを文章にしました。

 あまりこういう場でするような話ではありませんし、楽しくないシリアスな話ですので、それでも大丈夫な方は続きからどうぞ。





 4月1日の夜のことです。

 母方の祖父が亡くなりました。86歳でした。

 去年の夏に癌が見つかり、それは早期発見だったので手術でなんとかなったのですが、術後の後遺症や合併症、もともとの持病など悪いことが重なってずっと入院が長引いていました。

 祖母や僕、母や弟、叔母さん(母の妹)家族たちで、交代でお見舞いに行ったり、身の回りの世話をしたりして頑張ってきました。もちろん祖父自身や病院の先生、看護師さんたちもです。みんなで一つずつ問題をクリアし、3月頭にはようやくもう少しで退院できるというところまで回復しました。病院内のカフェでコーヒーを飲むのもこれが最後かーなんて笑いながら母や弟と言っていたのを覚えています。

 でも3月の中頃容体が急変して、今まで治してきた合併症なんかもぶり返してしまって、最後にお見舞いに行った夜に帰らぬ人となってしまいました。年齢のせいもあったようです。

 危篤だという知らせを受けて、高速道路をとばして病院に向かいましたが、着いたころには亡くなって30分が経っていました。

 ベッドに横たわる祖父の姿を見て、何も言えなくなってしまいました。今にも目を覚ましそうな、眠っているような顔で。目の前の祖父が死んでいるなんてとても思えなくて。理解できなくて。悲しくて。涙が止まらなくて。悪い夢でも見ているようで。

 僕は自分ではわりと感情の起伏が外に出ないタイプで、悲しいことがあってもあまり泣く方ではないと思っていたのですが、違ったようです。悲しいと思う一方で、自分が悲しければちゃんと泣けるんだというのが分かって、そのよく分からない安心感に嫌悪を覚えました。急なことでもあったし、色々なことを考えてしまって頭の中がぐちゃぐちゃになりました。

 夜中、祖父は8か月ぶりに家に帰ることができました。正確には何度か外泊の許可をもらって帰っていましたが、本当の意味で帰ってこれたのは夏以来です。「やっと家に帰って来れたで。頑張ったなじいさん」と祖父に語りかける祖母の顔が忘れられません。

 翌日にはお通夜、4月3日にはお葬式がありました。お通夜は一晩中葬儀屋で祖父のそばにいました。何度も棺に入った祖父を見ましたが、やっぱり今にも起きてきそうな顔でした。

 お葬式が終わって、棺に花を入れるときには、祖母も母も、叔母さんもみんな泣いていて、「本当にもう会えないんだ」と思うと、僕もやっぱり涙が止まらなかったです。それでも顔は背けませんでした。ちゃんと見ておいて、祖父の顔を記憶に刻み込まなければならないと思いました。

 斎場で、ボロボロの骨だけになった祖父を見て、今度は寂しい、やるせない気持ちになりました。なんで祖母を一人残して逝ってしまったのか。祖父は必至で生きようとしていたのに。病気と闘ってきたのに。もう少しで退院できるはずだったのに、どうして突然こんなことになってしまったのか。ただただ真面目に生きてきた祖父が、何故こんな死に方をしなければならなかったのか。悲しみに暮れる祖母の顔や後姿を見ているのがつらくて仕方ありませんでした。

 普段から無宗教で神様仏様を信じない僕ですが、今度ばかりは確信しました。この世界に神様仏様なんかいない。いるとしても祖父を助けてくれなかったそんなものに何の価値があるのか。そういったものを信じている方を悪く言う気はありませんし、実際信じ祈ることで救われる人もいるのでしょう。だから信じるのはその人の自由です。でも僕は信じません。絶対に。

 祖母や母の、祖父を苦しませたくないという気持ちから、延命処置などはせず、最後は苦しまず眠るように逝けたのが唯一の幸いかもしれません。でも、多少辛くても苦しくてももっと長く生きて欲しかったというのが本音です。

 祖父は、僕や弟、従兄弟たちが生まれたばかりの頃からずっとよくしてきてくれました。子供の頃には母の実家に行けば毎回公園に連れて行ってくれたし、小学生の頃までは髪を切るときはわざわざ1時間ほどかかる母の実家まで行って祖父に床屋まで連れて行ってもらいました。散髪の帰りにはいつも道中のクレープ屋さんでクレープを買ってくれました。僕が高校生ぐらいの頃までは毎月1度はウチに来て、必ず僕と弟にお小遣いをくれました。年齢のせいで足を少し悪くして、僕の方が毎月母の実家に行くようになってからも、リハビリに頑張って通っていました。行けば祖母と共に必ず喜んで迎えてくれました。年末にはカニしゃぶを食べました。正月には餅つきをしました。僕が20歳になっても、学生の間はとお小遣いを毎月くれました。誕生日やクリスマスにも必ず忘れずにくれました。入院して自分が大変な状態になっても、それだけは欠かさず、毎回祖母に「小遣いやったか?」としつこく確認していたのを覚えています。亡くなる直前の3月にももらいました。祖母曰く、孫にお小遣いをあげるのは祖父の生きがいの一つだったようです。そして入院中にも関わらず、いつも家に一人の祖母を心配していました。あまり口数の多いタイプではありませんでしたが、本当にたくさん、たくさんお世話になりました。多くのものをもらいました。なのに、まだ何も返せていません。僕からは何も、何一つお世話になったお礼をできていません。何もかもこれからだったのに。いつかはくると分かっていても、それでも心の底ではまだまだ先のことだと思っていたんです。後悔してもしきれません。

 退院できたら、ずっと食べたがっていたしゃぶしゃぶを食べさせてあげたかった。就職先が決まったら、すぐにでも報告したかった。大学を卒業したら、卒業証書を見せたかった。就職して初めての給料が入ったら、ごはんでも食べに連れて行ってあげたかった。いつか結婚したら、結婚式に来てほしかった。子どもができたら、曾孫の顔も見せてあげたかった。全部叶わないんです。いつも笑顔で接してくれた大好きなじいちゃんはもうこの世にいないんです。

 頑固なところもありましたが、とても優しいじいちゃんでした。わがままをあまり言わないし、可愛いところもあって、病院の看護師さんたちの間でも人気だったらしいです。僕たち家族も祖父が大好きで、とても慕っていました。

 これからは、優しく真面目に生きてきた祖父に恥じない生き方をしていきます。祖父にできなかった分まで祖母に恩返しして、祖母を大切にしていきます。これを読んでくれているあなたも、どうか家族や、家族でなくとも大切な人との時間を大切にしてください。お世話になっている人に感謝の気持ちを伝えるのを忘れないでください。何かあってからでは後悔してもしきれません。何かしてもらったら必ず「ありがとう」と言う。これも祖父が大切にしていたことです。


 なぜインターネット上の、ブログという、不特定多数が見る場、普段は趣味のことばかり書いている場でこんなことを書いたかと言うと、理由は三つあります。

 一つは、今回のことで自分が思ったこと・感じたことを、何らかの形にして残しておきたかったからです。気持ち・思いというのはその強さに関わらず時が経てばどうしても風化してしまいます。いつかは祖父のいない日々が当たり前になってしまいます。今のリアルタイムの思いを、絶対に風化させたくなかったのが理由の一つです。

 もう一つは、こうして感じたことをインターネットという場に残しておくことで、これを読んだ人が少しでも先に書いたようなことを気にかけてくれればと思ったからです。見知らぬあなたが、大切な人との時間を大切にし、感謝の気持ちを忘れないようにしてくれることを祈ってます。

 最後の一つは、これから生きていく上での戒めです。怠惰な僕のことですから、頭の中で考えただけでは先に書いたようなことを怠けてしまうかもしれません。そんなことがないように、決意をこういった形で残しておきたかったんです。


 最後に、本来こんなところに書くようなことではないかもしれない、読んでいても楽しくない自己満足の長文を読んでいただき、ありがとうございました。この文を読んで下さったあなたの心に何かを残せたなら、命や時間、感謝の気持ちについて考えていただける機会となったならば幸いです。



 じいちゃんお疲れ様。

 今までありがとう。

 ゆっくり休んでや。

 おやすみ。


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おもにRPGのプレイ経過とか何とかをまったりと。最近はテイルズ少なめ。リンクは自由ですが貼って下さったら教えてやると喜びます。

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